相続相談ならどの専門家へするの!?【名古屋のごとう司法書士事務所】

お問い合わせはこちら

ブログ

相続相談ならどの専門家へするの!?【名古屋のごとう司法書士事務所】

2020/03/26

相続の専門家は巷にあふれています。あなたなら誰に相談しますか?

こっそり教えます。各専門家の得意不得意!!

相続の専門家と名乗る人達は無数にいます。それぞれの専門家の肩書もさまざまです。

司法書士、弁護士や税理士などのいわゆる士業と言われる人たちばかりでなく、不動産会社や民間の会社でも相続の専門性をうたって営業活動をしています。

それだけ、相続を考える時に一つの視点だけでは相続問題を解決することが難しいという証明でもあります。だからこそ、相続にかかわる仕事の人たちがこぞって「相続問題解決します」といって営業をしています。

 

しかし、実際の多くの場合は、相続の特定の分野しか自社では対応できず、足りない分野は、提携している専門家に依頼をしてカバーしているのが現状です。それでもトータルで相続をカバーできてスムーズに問題解決すればよいですが、それほど簡単でもないと、司法書士の立場で個人的に感じています。

 

そこで、言葉だけに踊らされずにしっかりと本質を見極めて相続に関する相談先を決めるポイントを、名古屋の司法書士がご紹介します。

1 相続における司法書士

相続分野における司法書士は、具体的な各種相続手続きや相続の法律問題のサポートが可能です。

不動産などが遺産にある場合の相続登記は代表例ですが、それ以外にも預金の相続、株式の相続、投資信託の相続などおよそ相続手続きとされるものはほとんど依頼をして代行してもらうことができます。

 

一方、司法書士は裁判分野でも力を発揮できます。認定司法書士による簡易裁判所での訴訟代理権をはじめ、昨今は、成年後見人に専門職として士業では一番就任しているのではないかと思います。家庭裁判所で成年後見人等に選ばれることが多くなっています。

 

具体的な相続手続きの前段階での、相続に関する法律の交通整理や説明など、難しい相続に関する理解を手助けしてくれるでしょう。その上で、相続人がなと得をし、その後の相続に関する各種手続きまでをすべてやってくれます。

相続において、明らかに紛争性があり裁判を避けられないような場合は、後述する弁護士が適任でしょう。しかし、紛争性がない、又は紛争になる手前の段階であれば、上記のとおり、相続の法律の交通整理や問題点を指摘して最適な解決方法をアドバイスすることで、紛争を避けることができます。

 

通常の相続では、最初から紛争性が明らかなケースは多くありません。実際は、相続手続きを進めていくうちに相続人同士でケンカになったり、雰囲気が悪くなったりしているようです。原因はさまざまですが、一つには、相続手続きの公平性があります。

特定の相続人が自己の有利な形で相続手続きを進めようとしていると他の相続人に思われてしまうと他の相続人は手続きに非協力的になってしまいます。懐疑的になれば、ちょっとしたことで言い争いにも発展しがちです。

そこで、司法書士のような公平な第三者が間に入ることにより、法律に沿った公平な手続きが役立つことがあるのです。紛争性まではなくても、わからない事への不安から誤解が生じることもあります。相続は一生のうちに一度、二度の話です。誰もがそれほど経験しているわけではありません。

また、お金が絡む相続では、話し合いにもお互い気を使うのではないでしょうか。他の相続人が何を考えているのかわからず、かといって聞くにも聞けません。相続人同士で牽制し合っている状態もあるようです。

安心安全にかつ、円滑に相続手続きを進めるには相続人である当事者以外の客観的な第三者が間に入ることで、手続きにぐっと客観性が生まれます。そのような場合には、司法書士のご利用をご検討されてはいかがでしょうか。

2 相続における弁護士

弁護士は、言わずと知れた紛争や裁判のプロです。

相続において、トラブルになっているような場合は、本人の代わりに代理人として相手方相続人等に交渉や折衝などをしてくれます。任意で話し合いができなければ、訴訟等により裁判上で問題解決の実現を図ってくれます。

裁判は、最後の手段であることが多いので、最後の砦といった感じでしょうか。

 

司法書士と弁護士は、いずれも法律系の専門家です。しかし、実際は似て非なるものだと思います。名古屋で司法書士をずっとやってきた私の経験では、司法書士と弁護士のすみ分けはこんな感じに思っています。もちろん個人差があるので参考程度のご覧下さい。

 

先ず司法書士は前述のとおり、法律と手続きのプロです。一方、弁護士は法律と裁判のプロです。つまり、紛争がない又は、紛争の手前ぐらいの場合は、裁判のプロである必要はなく、むしろ、手続きに精通していた方が何かと役立ちます。相続は無駄な手続きをすると、時間がかかるばかりか費用も余分にかかることがありますので。

紛争を嫌う日本人気質であれば、とことん白黒はっきり勝敗をつける裁判は向いていない気がします。そうなると、ある程度の常識的なところで各々が落としどころを見つけて円満に解決に導く方が良いのではないかと思っています。相続における遺産分割協議の場面でこのことは言えます。

このような場合は、相続の法律と手続きに精通した専門家である司法書士を活用してはいかがでしょうか。相続の話し合いでケンカになったり、相続人の間でトラブルになって話し合いでは前に進めない場合は、弁護士に依頼をして、相手方相続人に対して、面と向かっては言いにくい自分の主張をしっかりと通してもらう必要があります。

3 相続における税理士

税理士は、税金のプロです。

相続の場面では、相続税や準確定申告の手続きが考えられます。相続税が発生する場合や、相続に関する具体的な税金の相談を受けたい場合はやはり税理士がよいでしょう。

 

また、遺産分割協議書の作成や相続手続きの代行をやっていることもありますが、やはり相続税の申告に付随する業務ぐらいの方が多い気がします。税理士試験はあくまで試験科目が税金に関するものです。相続に関する法律のプロというにはやはり無理があるように思います。司法書士が税金のプロではないのと同じように。

ただし、中には税理士になってから勉強をして法律に精通している方も中にはお見えだと思います。しかし、それを外から一般の方が判断するのは容易ではありません。やはり、一般的には相続の関する税金の専門家という位置づけでしょうか。

4 相続における不動産会社

不動産会社はあくまで民間の営利団体です。

一般的には、相続というよりは、不動産の売却の実務に精通しているという感じです。不動産を売却するきっかけが相続になっているだけであり、不動産売買の仲介業務などは、相続問題の解決を図ることはできません。売却の段階では頼りになりますが、相続の手続きや法律相談を受けることは難しいでしょう。

 

不動産会社で何か相続に関する問題が起これば、提携している司法書士や弁護士、税理士といった各スペシャリストへバトンタッチをする形になるでしょう。宅地建物取引士という資格では対応することは難しいと思われます。

不動産会社が開催する家族信託などの各種セミナーは、講師に弁護士、司法書士、税理士などの専門家が登壇し、相続に関する手続きや解決手段を解説します。

まとめ

以上、名古屋の司法書士が相続に関する業務を行っているうえで、日々か感じている感想をご紹介しました。

この記載内容が絶対というわけではないので、ご注意下さい。例外もありますので、一般的な話としてご参考にしてみて下さい。

 

名古屋市に事務所のあるごとう司法書士事務所では、担当司法書士が、その法律と手続きの有利性だけでなく、不動産の宅地建物取引士を取得して登録活動することで、不動産売買の実務にも精通し、皆様をサポートしています。相続では遺産にある不動産を売る場面は少なくありません。相続の遺産分割の際に売却まで見えて話し合いを進めることが役立つことがたくさんあるのです。

 

相続相談なら名古屋のごとう司法書士事務所までご相談下さい。気軽にネット予約が可能です。ご希望の日時をHPから選んで送信するだけです。ぜひご利用下さい。

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。