破産とは?破産の意味を一緒に考えましょう【名古屋のごとう司法書士事務所】

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破産とは?破産の意味を一緒に考えましょう【名古屋のごとう司法書士事務所】

2020/02/25

借金を帳消しにできる制度があるの!?

借金を帳消しにできる制度して、破産というものがあります。

破産には、債務をゼロにするという意味があります。

これは、法律で定められた正式な手続きです。

 

この破産が認められれば、消費者金融や銀行などの債権者は、債務者に対して取り立てはできなくなります。日本は法治国家なので、法的義務すなわち返済義務がないものについて強要することは許されないのです。

しかも、この破産手続は、債権者の意向とは関係なく債務者だけの判断でできるのです。破産をすることを銀行などを相談する必要はありませんし、むしろ、相談はしない方が良い場合が多いと思います。銀行にとっては破産されると借金を回収できなくなりますから、あの手この手と破産の引き留めに入るかもしれません。場合によっては、預金と借金を相殺するかもしれません。

 

借金をなしにできるという強力な効力のある破産ですから、この手続きを利用するには要件など細かいルールが決められています。一般の方だけで手続きをすることは難しいかもしれません。

 

そこで、今回は、破産で確認しておきたい3選をお届けします。

1 破産はどんな借金でもできるの?

破産をするには借金などの債務の金額が一定の額で決まっているわけではありません。

本人の収入や財産など、総合的に判断して返済不能状態であれば、借金の金額の大きさに関係なく破産できます。

実際、100万円以下の借金でも破産は可能です。

 

実は、借金の金額よりも大切なポイントは、債務の原因です。

 

破産しなくてはいけないほどの借金を抱えるには必ず理由があります。

これを破産手続き上明らかにする必要があるのです。

そこで、破産法では、ギャンブルや高額な趣味など自分勝手な借金については破産は認められません。中には、これらの遊興費に該当するのか微妙なケースもありますので、迷われるようなら専門家へ一度ご相談下さい。

 

通常の家電製品や車の購入などは問題ありません。

ただし、車などはローンを組んでいる場合、引き上げられて借金と相殺されることもあります。

 

2 どの段階で破産を検討すべきか?

破産直前の方は、みな毎月の収入やボーナスで日々の支払いを行い、自転車操業のような状態です。このような綱渡り状態で何とかしのいで頑張っている方は意外に多いのです。

 

しかし、そのうち、残業代の減少や減給、リストラによる転職など様々なきっかけでこの状態は崩れます。1,2カ月は何とかしのげてもそれほど長く持ちません。この段階で相談に来られる方が一番多いと思います。もしくは、これより少し前の明らかに今後支払えない状態が見えたときもご相談に来られます。

 

この段階でも、破産をして問題なく借金を帳消しにできることも多いですが、さらに少し前の余裕のあるうちに相談に来られるのが一番おすすめです。

 

お金に追われる生活は、実際に体験した人でないとその大変さはわからないと思います。これは相当なストレスです。家族などの人間関係にも影響し、いろいろな場面でトラブルになりがちです。人が変わってしまう方もお見えです。

そうなる前の状態で相談はすべきです。

 

破産は法律で認められた制度です。体に無理を強いたりして人生がくるってしまう前に、反省すべきは反省し、早く再出発をすべきだと思います。まずは、話を誰かに聞いてもらうことから始めて下さい。自分だけで抱え込まないで下さい。

3 自宅や不動産を持っている時は、破産するとどうなるの?

破産をする時は、最低限の財産だけ保有し続けることは可能です。

ただし、土地や建物といった、財産価値のあるものについては、すべて売却等の現金化をして債権者へ配当しなくてはいけません。

 

自宅は通常いくらかの財産価値があります。

この売却は、破産申し立て後の破産手続き上で行われることもありますが、破産を申し立てする前に売却をして、借金をある程度整理して破産申し立てをする方法もあります。

むしろその方が、破産費用が少なくて済むことにもつながる可能性があります。メリットを考えるとこちらの方がおすすめです。

 

ただし、この場合の売却は、通常「任意売却」と呼ばれて、普通の不動産会社さんが仲介業務として売却をすることは無理だと思います。債務の整理といった法律問題が深くかかわるので、その点を考慮して売却をしなくては後から破産手続きに重大な影響を及ぼすかもしれません。

この場合はやはり、司法書士や弁護士に相談をすべきです。

その上で、破産など債務整理の方針をまず決定し、他の方法で解決できれば自宅を売らずにその方法で解決を図ります。どうしても売却を避けられないようなら、債務整理の手続きを意識した売却を進めます。

 

この任意売却は、専門性が高いので、任売売却を専門にやっている司法書士や弁護士に依頼をすると心強いでしょう。

まとめ

以上、破産を検討する際に役立つ3選をお届けしました。

破産の意味を少しでも理解していただけましたでしょうか?

 

破産は、裁判所への申立てで行います。厳格な手続きが求められます。いい加減な気持ちで臨むものではありません。

財産を隠したりすれば、破産詐欺になったり、破産が認められないかもしれません。

十分注意しましょう。

 

名古屋のごとう司法書士事務所では、破産などの債務整理について積極的に取り組んでいます。不動産の売却が必要な場合も、宅地建物取引士の司法書士が責任をもって、債務整理から不動産の売却まで一貫してサポート致します。何かお困りごとがございましたらお気軽にご相談下さい。債務整理に関するご相談は何度でも無料です。ひとりで悩まずにまずは誰かに話してみましょう。一緒に明るい未来を取り戻しましょう。

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