失敗しないアパートの経営【名古屋のごとう司法書士事務所】

アパート経営を検討する場合、次の点が重要です。

①資金計画
②建築する場所
③アパート管理を自分で管理にするか、業者に任せるか

これらを総合的に検討して、アパート経営をするか否かを決定します。特に建築する立地は重要です。名古屋市内であれば、やはり地下鉄の徒歩10分以内が理想でしょう。それ以外でも行政の主要施設が近所にあるような場合は、そのエリアに活気があることも多いです。例えば、名古屋市内にある各区の図書館や文化小劇場などの施設は子を持つファミリー層にはありがたい施設です。

資金計画では、最初にアパートを建築するために要する費用、建築後に満室にするための期間や費用、定期的に訪れる建物の修繕費や修理代、メンテナンス費用などを将来にわたってやりくりできるかを検討します。

これら以外にも固定資産税の支払いやローンの支払いも考慮します。

不動産投資をするわけですから数字には強くなる必要があります。税金は特に意識しましょう。賃料収入を得れば、所得になります。

空室が一定割合出ると、ローンの支払いすら危うくなります。周りに競合する新築や賃貸物件等の住居が出てくると、賃料の値下げも検討せざるを得ないでしょう。その値下げは立地でカバーできる場合もあるので、やはり立地は重要です。

その対策として、不動産業者にアパート一棟をまるっと貸して、家賃保証をしてもらう方法があります。自分で直接貸主になるより手元の収入は減りますが、毎月の賃料収入は保証されるので計画が立てやすくなります。ただし、任せた不動産業者が倒産や経営難になれば、賃料が入ってい来なくなるので、不動産業者選びは慎重に検討しましょう。トラブルに備えて家賃保証の期間や賃料などは、契約書をチェックしましょう。

アパートのオーナーは賃料収入で豊かな暮らしをイメージされると思いますが、すべてのケースでそのような状況になるわけではありません。よく考えて結論を出すようにしましょう。

アパートの管理は気楽に見えるかもしれませんが、実はとても大変です。

単身者用のアパートは、入居者の退去もよく起きますし、賃料未払いもよく起こります。比較的乱暴な部屋の使い方をする方も多く、退去時に原状回復費用が敷金では足りないケースもあります。夜逃げされることもあります。ゴミ出しも雑なことが多く、カラスがごみを荒らして近所からクレームがくるかもしれません。

その点、ファミリー層向けの物件なら安定的な収入を得やすいと言えます。子供がいるので小中学校の学区の問題で簡単には引っ越さない可能性が高く、また、部屋の使い方も常識的な利用が多いでしょう。

そういった負担を少しでも減らすために不動産管理会社を利用することも検討しましょう。

毎月の賃料から一定の割合を手数料で引かれて、貸主の口座に振り込まれます。

退去後の、原状回復は注意しましょう。借主が通常の使用で利用をしている場合、それほど原状回復費用として借主に請求をすることはできないのです。経年劣化といって、年月を重ねて通常の劣化は、毎月の賃料に含まれるので、別途借主に請求できません。

そうなると、次の部屋の募集をかけるにあたり、クロスの張替、室内の修理やリフォーム代、クリーニング代など負担する必要があります。しかし、これを怠らずに行うことで、アパートの資産価値は維持されて、入居もスムーズにいくのです。

アパート経営は、大変だということがお分かりいただけたのではないでしょうか？

入居者とのトラブルで裁判になることもあります。そうなれば、裁判の当事者になるのです。また、未払い賃料の督促など、ストレスや心労のが絶えません。それ以外にも、ご自身の資金計画がうまくいっていないと、お金の心配をずっとしていくことになります。

こういったトラブル処理などが嫌な場合は、外注をしてプロの意不動産業者に管理を任せるべきです。

アパート経営は、上手くやればかなり生活の手助けとなります。有効な活用方法であることは間違いありません。ただし、誰でも簡単に業者に任せればうまくいくものでもありません。賢く活用していきましょう。