【相続・登記・不動産・売却】名古屋の不動産相続で後悔しないために司法書士が今お伝えしたいこと
2026/01/26
1 相続登記は「いつか」ではなく「今」が大切な理由
相続登記は、2024年4月から義務化されました。これにより、相続を知った日から3年以内に登記をしない場合、過料の対象となる可能性があります。
ただし、本当に大切なのは「罰則」ではありません。登記をしないまま年月が経つと、相続人が増え、話し合いが難しくなるケースが少なくないのです。
名古屋市内でも、
「お父様名義のまま30年以上放置され、相続人が10人以上に増えてしまった」
というご相談は珍しくありません。こうなると、不動産を売却するにも、全員の同意が必要になり、精神的にも大きな負担となります。
相続登記は、不動産をどうするか決まっていなくても可能です。まずは“現状を整理するための第一歩”として考えていただくことが重要です。
2 名古屋の不動産相続で増えている「売却を前提とした登記」
近年の名古屋では、相続した不動産を売却される方が確実に増えています。その背景には、
・高齢者人口の増加による相続件数の増大
・空き家の増加
・若年層人口の減少による住宅需要の先細り
といった社会的な流れがあります。
特に名古屋市郊外では、「住む予定がない実家をそのまま持ち続けても、固定資産税や管理の負担だけが増えてしまう」という現実があります。
一方で、投資用マンションと、実際に住むための住宅では、価格の動きはまったく異なります。すべての不動産が値上がりする時代ではありません。
実際にご相談いただいたケースでは、
「相続登記と同時に売却の準備を進めたことで、想定よりも良い条件で話がまとまった」
ということもありました。登記と売却は、切り離して考えるより、同時に検討する方がスムーズな場合が多いのです。
3 司法書士だからできる相続不動産の“全体設計”
相続不動産の問題は、法律・登記だけでなく、税金や売買取引まで関係します。
「とりあえず登記だけ」「売却は不動産会社任せ」
と分断して進めてしまうと、後から思わぬ不利益が生じることもあります。
司法書士兼宅地建物取引士としての強みは、
・相続関係を法的に整理する
・登記を正確に行う
・不動産の売却や今後の活用を現実的に見通す
このすべてを一体として考えられる点にあります。
名古屋の不動産は、エリアごとの差が年々大きくなっています。将来、資産価値を保てる可能性があるのか、それとも早めに手放した方が良いのか——画一的な答えはありません。だからこそ、一人ひとり状況に合わせた、オーダーメイドの判断が必要なのです。